どうして未來はこんなに愛されるのか。謎のような長年の疑問に、いま一度アプローチしてみました。
何も隠さず、接する人を優しくする無垢の幸せオーラ。話せないけど聞き上手。コロコロ変わる飽きない表情。時折みせる一発芸もあり、授業中に突如「ハイ先生!」と手を上げて教室を沸かせたり、先生が怒っている時に拍手して場を和ませたりは何度も聞きました。またみんなが嬉しそうだと未來も上機嫌で、以心伝心の関係をどこでも築いていました。

未來の周りはいつも賑やか、と子どもたちや先生からいまでもよく言われます。キャラクターに加えて、体がとても小さいので可愛い弟のような印象を持たれたり、射手座の自由さやBOS(ボーリングオピッツ症候群)のやわらかな空気感などが影響していた気もします。
いろいろ振り返りを重ねる中で、ふと『未來には誰とも〝ふわっと合う魅力〟があって、知らず知らず〝上手い具合に全員をつないでいく役割〟を持って生まれてきたんじゃないか』と思うようになりました。「なじむ」「集まる」「つなぐ」「惹きよせる」がすうっと繋がったのです。個性や性格に、役割を加えて考えると見えてきた気がします。未來には大事な役割があったのです。

親から見ても、未來のように個性と生き方がシンプルに結びつけられるのは羨ましい限り。だから彼が幼少期に出した微かな「人を求めるシグナル」に気付けて本当に良かったです。
話は少し飛びますが、私たちは社会で育てていくという方針の下、地域で、さまざまな社会参加で、障害があっても魅力を感じる多様な人たちと積極的に関わり学んできました。最初は不勉強からの偏見もありましたが、各々の特性を知り人柄やキャラクターに触れていくと、皆さんの素敵な部分をより深く理解できるようになりました。特に、健常者主体の画一的な成果評価主義で人をみないことの大切さを気付かせてもらえたのは大きかったです。おかげで未來にとっても私たちにとっても大切な友人がたくさんできました!
こたえのない学校代表・藤原さとさんと出会って知った、アメリカの教育者ロンバーガーは言います。『様々な背景を持つ全ての生徒が「自分はここに属している」「自分には価値がある」「自分には選択肢と影響力がある」と感じられることが民主主義の基盤である』と。
様々なハンデある人たちとの交わりは、時間がかかったり時には葛藤も伴うけれど、ピュアでありあまる魅力から教わることは多いと思っています。
