優劣でなく多様さで社会を見る、を学ぶ

6月に行われた高校最初の体育祭は、未來を含めてまさに多様な生徒たちの実像を目の当たりにできた行事でした。

たくさんの生徒に可愛がられはじめた未來は、晴れ渡った初夏の空の下、入場行進から数々の競技でクラスメートだけでなく隣クラスの女子たちからもエールや支えをもらいながら、終始笑顔の一日となりました。みんなとの距離が一層縮まったことは、間違いありません。

一方でPTA役員としてドリンクサービスをお手伝いしたのですが、準備中から何人もの生徒たちが飲料以外に食べ物の有無を聞いてきました。ごめんね〜の返事とともに、育ち盛りだしと最初気にしませんでしたが終盤にかかる頃、7人もの熱中症患者がバタバタと出て救急車が出る騒ぎになりました。皆大事には至らなかったことは不幸中の幸いですが、倒れた子どもの多くは朝食抜きでした。西成高校には多様な家庭環境の子どもが多くいます。情報では知っていましたが、現実を突きつけられ大きなショックを受けました。倒れた生徒の中には、未來をものすごく可愛がってくれる子もいました。

複雑で中には大変な環境の子どもたちが、こうして話せない未來を応援し仲良くしてくれている事実。お世話をする・される的なものではなく、もっとピュアでありのままの心の大切さが学べた出来事でもありました。

加えて日誌からは、楽しく時間を過ごす中でも、顔を上げ、体を起こすなど自ら気づき、自ら動く自主性を促す訓練をしてくださっている記述があり、教職者のプロフェッショナルな精神に頭が下がりました。

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